かなり面白かった。
ただ、そんなに期待してなかったところのギャップでそう認識しているところも少なくない気はする。
最近DMMプレミアムに入ってDMM TVでアニメをいくつか見ており、次何見ようかなと直感でリゼロかダンまちかを見ようと思った。
Geminiに気楽に見れるのはどっち?と聞いたところダンまちだと言われたので、わりとゆるくてせいぜい3期くらいかな思って見始めたら結構シリアスで5期まであった。
あくまでリゼロと比較してなのに、その前提が外れて気楽な作品だと思って見たのが結果的に裏切られてそこで勝手に加点してしまっているかもしれない。
先にあえて、批判的に見ていくつかあげてみたい。
1.振りの描写が結構丁寧なため、展開が分かってるのに中々進まず焦れったいところが特に序盤に多い。
ヘスティアがナイフ渡すところやリリが裏切るところ等、丁寧に描きたいのもわかるが、1.75倍速で見てても焦れったいなと思ってしまうシーンは少なくはなかった。
2.展開がワンパターン
多くの長編作品がそうだしそれほどダメというわけではないが、やはり、ピンチになる、対応するがダメ、さらにピンチになる、対応するがダメ、を繰り返して絶望的な状態になるが、ベル(主人公)のさらなる成長や味方の頑張り、援軍やラッキーな何かが起こったり複合したりして、なんやかんや勝利するという展開が多い。そして大体女の子を助ける。
それをあまり速くない展開速度で、溜めて溜めて最後にカタルシスを得るというのはたしかに素晴らしいが、それワンパターンに思えてはくる。
上記のような点はあるが、それでもかなり面白いと思ったので、今度は良かった点をあげていきたい。
1.ダンジョンという設定が良い。
自分は不思議なダンジョン系の風来のシレンや類似のゲームをかじったくらいで、もっとドンピシャなゲームがありそうだが、レベルを上げて装備が充実していても、食料がなくなったり回復アイテムがなくなったり囲まれると一気にピンチになったり、敵がレベルアップしてしまってその階数で出現しないはずの強さの敵が出てくるといったことが上手く描かれていて実際に冒険してる気になる。
モンスターごとに色んな特徴があり、弱点や長所があるのも面白い。
大量な荷物を運ぶのにサポーターという役職のメンバーを連れて行く、落ちてるアイテムを拾うのに時間がかかるというのも良い。
もちろんもっとリアリティの高い作品もあるだろうが、個人的には十分リアルに感じ、ピンチに陥るときの説得力が増していると思った。
特に第4期の深章 厄災編は、レベルも所持品も不足している中で強いダンジョンにもぐってしまった絶望感とかなり近いものが、やられてしまったら本当に死んでしまうという状況の中で描かれており、すごくのめり込んでしまった。
2.(神のファミリアというのが良いかはともかく、)多数のチームの中でチーム対抗というのも良い。
圧倒的に強くて憧れてしまうようなファミリアもあれば、弱小ながらも友好的なファミリアもあり、他に好きな作品の「ワールドトリガー」やチームスポーツ作品にも通じる、ファミリア内で影響を受けて切磋琢磨していき、それがほかのファミリアにも影響するといった展開が熱い。
3.魅力的なキャラが多い
なんでヴェルフを除いて仲間になるのが女性キャラばかりなんだとかご都合主義的なところもあるが、敵キャラや悪いキャラとして登場するキャラは、倒して退場するか、改心するかで、そんなに裏切られたり非道なことをされるというシーンがそこまで多くはない。
これに関しては賛否両論あるだろうが、個人的にはそこまで疑心暗鬼になりながら見ていたくもないのでありがたい。
ファミリアで争ったり、極悪な冒険者との戦いもあるが(特に5期は大体ファミリアの抗争だったが)、基本設定としては、不条理なダンジョンへ挑戦する同志ということで、そこまで裏切り等がなくてもハラハラドキドキできるのが、魅力的なキャラとの掛け合いが多くても面白く描ける理由の一つだろう。
総評
全体を通して、良い意味で最初の「気楽に見られそう」という期待を裏切ってくれた作品だった。多少のテンポの遅さやワンパターンさはあるものの、没入感あるダンジョンのサバイバル描写や、ファミリアという組織間の熱いドラマ、過度なストレスを感じさせないキャラクターたちの魅力がそれを上回っている。シビアなリソース管理やチーム戦の熱さ、『ワールドトリガー』のような組織の切磋琢磨が好きな人には、タイトルで敬遠せずにぜひ見てほしい。
自分もアニメしか見れていないが、原作のラノベも読みたいと思った。
