yshkn’s blog

島根に長期出張中の文系卒ITエンジニアの日常

STEINS;GATEはなぜ面白いのか

今更ながらシュタゲのアニメを見た。
感想に需要はないと思うが、自分の趣味・趣向を言語化し深化することは自身にとって重要な事だと思うので書く。
ちなみに原作のゲームはやっておらず、その他の派生したコンテンツも殆ど見ていない。
他の人の感想もrebuildfmで取り上げられたのを聴いたぐらいだ。

 

 

非常に面白かった。
何が面白く感じさせるのか、それはキャラの魅力である。
当たり前すぎる主張だが、シュタゲは話の展開や緻密さに目が行きがちなのでキャラの描き方の上手さを見逃してしまうかもしれない。
しかし僕が一番良いと思ったのはそこだ。
ここでどのキャラのどのシーンが好きと挙げていくのもいいが、このアニメ全体の話がしたい。
(ちなみに好きなのはオーソドックスにクリスと凶真だ。)

 

確かにこのアニメはストーリーの展開がすごく、かなり練られている。
おそらくSERNに関する設定などもかなり練ってあると思う。
しかし中盤以降から確からしいまとまった情報はほとんど出てこない。
結局なんだったんだ感があるが、ストーリーを素早く展開させるために不要な情報は徹底的に出さないようにしてるのだと思う。
また、キャラが良いというと衝撃的な過去を抱えていることが判明するといったことを想像するが主要メンバーの過去についても必要最小限の情報しか出てこない。
感動的な回想シーンが少ない。
そのおかげでストーリーの展開がより速くなっている。
そうした素早いストーリー展開の随所にキャラの魅力の片鱗を忍ばせている。
わざとらしい感動のシーンが少なく、ストーリーが気になって視聴をすすめる中でどんどんとキャラの魅力が浮かび上がってくる作りになっている。
この作品はキャラの良さを見せるために設定を練りストーリーを作ったように僕には感じられる。
もちろんこのようなキャラの描き方はシュタゲだけがやっているわけではない。
ただここまでキャラを魅力的に描き、ストーリー自体も面白い作品は初めて出会った。